ぷかり堂の社会見学
~ やくしま果鈴 山のおやつ工房 編 ~
屋久島の南部、人里のすぐ後ろにそびえる岩山、モッチョム岳。その雄大な姿に心を奪われた人は少なくないのではないでしょうか?
2018年、そのモッチョム岳の麓にやくしま果鈴 山のおやつ工房がオープンいたしました。今回はやくしま果鈴 山のおやつ工房店主の鈴木由美さんの案内のもと、
若い女性を中心に大人気!やくしま果鈴 山のおやつ工房の代表作「フィナンシェヤクシマーノ」の製造現場に迫ります。
フィナンシェヤクシマーノは、たんかん風味のしっとりした生地にたくさんのたんかんピールが詰まった焼き菓子です!早速、たっぷりのたんかん粉末とその他の材料を合わせて生地を作っていきます!
丁寧に手作業で混ぜていきます。生地のベースを作ったら、
砂糖漬けしたたんかんピールも加えてさらに混ぜ混ぜ。お次は型に流し込んでいきます!
丁寧に一つ一つ、手作業で…。最初はリズミカルに!
一度全部の型に生地を流し込んだら、お次は量が均等になるようにゆっくりと調整していきます。
ぴたーーーっと生地の表面がそろったらオーブンに投入!
徐々に膨らんできました!おおよそ10分。フィナンシェの山のてっぺんにおいしそうな切れ目が入ったら焼き上がりです!
いい焼き色~♪ホカホカ焼き立てのフィナンシェからはバターのいい香りが^^ 焼きあがったら異物が入っていないかなどを一つ一つ確認しながら型から外し、粗熱をとります。
冷ましずぎるとパサッとした食感になってしまうので、のんびりはしていられません!!30分ほど冷ましたら、個包装し、エメラルドグリーンの箱に詰めて完成です!
ちなみに、フィナンシェに使われるたんかんはもちろん屋久島産!驚きなのは自社農園のたんかんを使っているということ。鈴木さんはお菓子の製造をする傍ら、旦那様とともに畑にも出向きます。
畑に連れて行っていただくと、ソフトボールくらいの大きなたんかんが実をつけていました。(1月中旬)
やくしま果鈴 山のおやつ工房が目指すのは、島で生産栽培し、島で加工製造するという「Made in 屋久島」にとことんこだわったおやつづくり。そしてそれを通して、屋久島の大地の恵みや魅力を多くの人に伝えること。
やくしま果鈴 山のおやつ工房でフィナンシェを焼くのは、屋久島の主婦の方々です。「お菓子作りの経験の有無よりも、どれだけ日々の作業を丁寧にできるかのほうが重要です」と鈴木さんは話します。
島の食材を使い、島の人が愛情をこめてひとつひとつ手作りしたフィナンシェ。そして、屋久島の様々な魅力が描かれたパッケージ。「1日目はここに行ったよ!」「そうそう、ここには野生のシカや猿がたくさんいてね…」なんて、ついつい思い出話をしたくなるパッケージですね。屋久島の魅力を詰め込んだフィナンシェヤクシマーノ、あなたの楽しかった思い出とともに大切な方へのお土産にぜひどうぞ。
ぷかり堂では、フィナンシェヤクシマーノ6個入・12個入の他、お子様にも大人気のたんかんジュレジュース“飲むジュレヤクシマーノ”も取り扱っております。