屋久島の杉について

「屋久島」と聞いて、まず頭に浮かぶのが「縄文杉」!という方も多いかと思います。縄文杉は樹齢2000年~7200年と未だ推定樹齢こそ不明ですが、屋久島で発見された杉の中では最大級を誇る立派な屋久杉です。
屋久島の森には縄文杉の他にも、紀元杉や弥生杉などずいぶん長い年月を生き抜く屋久杉が今もなお存在しており、そうした生命力あふれる屋久杉を一目見ようと近年も多くの人が屋久島を訪れています。
また、現在では新たに植林された「地杉」たちも、その木の成分が注目を集める存在となっています。
写真:縄文杉
屋久杉と地杉の違いについて

写真:紀元杉
屋久島に生えている杉の木が、すべて「屋久杉」かというとそうではありません。
「屋久杉」と呼ばれるものは、屋久島に自生する杉の中でも樹齢1000年以上のもののみを指します。
つまり、かの有名な縄文杉も屋久杉のうちの1つですが、縄文杉だけが屋久杉ではないので間違えないようにしましょう。
ちなみに、屋久島に自生する杉のうち樹齢1000年未満の杉は「小杉」と呼ばれ、区別されています。

写真:ヤクスギランド