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甕壺仕込

こちらが実際に仕込みをしている時期の甕壺の様子。(こちらの写真は提供していただきました!)
なるほど!もろみが入った甕壷をみると一気に想像が膨らみますね!写真を見ているだけで香りまで香ってきそう^^
ちょっとこのまま飲んでみたい・・!?

甕壺

大事なことを忘れていました!一次もろみを造る際にも使ったこの甕こそが「伝統的な手造り甕仕込み」の甕!内側を触るとほんの少しざらついています。このくぼみに目には見えない蔵付きの酵母がいて、独特の風味をもたらすんだとか。
「お米とお芋を使っているのに、リンゴやバナナのようなフルーティーな香りがするんですよ!
屋久島のお芋はミカンのような柑橘系の香りもします」
「最初にお伝えした通り、この酒蔵ができたのは約60年前です。しかし、今ここにある60本ほどの甕壺はすべて、100年以上前に職人さんが手作りしたものです。」
写真だと伝わりづらいですが、この和甕、深さは大体150センチで500 リットルほど入ります。これを作れる職人さんはもういないそうで、破損しても修復ができないとのこと。大切に大切に扱われています。

焼酎 蒸留

さてさて、仕込み時期の甕壷の写真からも分かるように、もろみの状態ではまだどろどろ。いくらいい香りがしようとも、まだ私たちが口にする焼酎にはなっていません。酒造りにおいてこの後の工程は①醸造②蒸留の二択に分かれます。
①はワインや日本酒を造る製法で、もろみをぎゅっと絞ってお酒を抽出する方法。
②がウイスキーや焼酎を造る製法です。
焼酎の蒸留はこの大きな機械を使います。手前の蒸留機でもろみを加熱し、その水蒸気が奥のタンクに移動し冷却され焼酎(原酒)ができるのです。もろみから焼酎になる過程で体積は3分の1になり、その分アルコール度数が約3倍になります。つまり、先ほどの2 トンのもろみからできる原酒は約700 リットル。アルコール度数は15度から37度になります。原酒を造るここまでの過程で約2週間。意外と短いと感じた方もいるかもしれません。
焼酎は蒸留酒の中でも、できたてを味わうことができる数少ない蒸留酒ですが、短くて半年、長期貯蔵と言われるものは5年以上も寝かしたものが製品化されています。原酒は最後に度数が25度になるように水で割って瓶に入れられ商品になります。
もちろんこれも屋久島の水を使用。仕込みから割り水まですべて超軟水ともいわれる屋久島の水を使うことで、まろやかですっきりとした焼酎が出来上がるのです。

本坊酒造

「水ノ森は、屋久島島内限定の焼酎です。そして屋久島の芋(白豊)と屋久島の水を使っています。さらに、パッケージも屋久島に住まわれている高田裕子さんという画家さんの絵を使用しています。」
焼酎もパッケージもまさに「屋久島産」の焼酎。屋久島に根ざした本坊酒造さんの「伝統的な手造り甕仕込み」焼酎を是非堪能してください!

屋久島伝承蔵

本坊酒造さんでは、一般の皆様にも工場見学を実施されています。マグマのように発酵するもろみや、フルーティーな香りが気になった方はぜひ仕込みの時期(秋)に合わせて見学に行ってみてください!3月、4月には麦焼酎の仕込みがあるそうです!事前に電話をしていけば、今日のように丁寧に説明していただけます。
また見学の最後には、各種試飲もできますよ^^

本坊酒造

ぷかり堂では島内限定芋焼酎「水ノ森」「屋久の島」をはじめ、その他焼酎、ウイスキー、ジンなど豊富に取り揃えています。杜氏の鮫島さん直伝のおすすめの飲み方もご紹介!当店でも試飲をご用意しております。

空港まで徒歩7分なので、お帰りの際はレンタカー返却後に是非お立ち寄りください!

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